50歳以上がかかりやすいと言われる帯状疱疹。数十年後に気を付ければ良いよね…と、他人事のように思っていました。テレビやラジオ、ポスター等で予防接種もあるよ!と情報を得ても、年齢を重ねると色んな病気に気を付けないといけないんだなあ…と思う程度。
何かしらの病気になった時に思う「まさか自分が…」を、自分が使うのは緑内障くらいかな?と思っていましたが、こんなに早く使う時が来るとは。症状が改善するまでの、自分の経過をまとめてみました。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹とは水痘(水ぼうそう)と同じように、水痘・帯状疱疹ウイルスを原因として発症する病気です。はじめは皮膚がピリピリするような痛みを感じ、時間の経過とともに赤みや水疱形成などの皮膚症状が現れます。時に全身に水痘のような発疹が広がる場合や、顔面神経麻痺や視力障害をきたすこともあります。皮疹が治った後も疼痛や感覚異常が数か月から数年にわたって続くことがあり、帯状疱疹後神経痛と呼ばれています。帯状疱疹は加齢に伴って発症率が高くなり、特に50歳代から急激に増加し、80歳までに約3人に1人が発症するとされています。
帯状疱疹について | メディカルノート (medicalnote.jp)
元々自分が持っているウイルスが、免疫力低下した時に悪さをする事で症状が引き起こされる…と、受診した医師から説明されました。「加齢に伴って発症率が高くなる」とありますが、20代・30代でも発症する事があるようです。周りに話をすると、年齢が近いのに「罹った事あるよー!大変でしょ?」と話す人が意外と多く、だれでも罹る可能性があるんだなあと再認識しました。
発症~受診まで
とある日の昼間、胸の下がなんだか痒いなあ…乾燥かな?と、少し様子を見ていました。夜になっても改善せず、入浴時に確認すると、なんだか赤い出来物が。
「変なところに虫刺されでも出来たのかな」と、その日は虫刺されの痒み止めを塗って床に就きました。
翌日、相変わらず痒い…ってかこんなとこも痒いっけ?と、改めて患部を確認。
「背中に向かって増えてるんだけど…掃除したばかりなのに、そんなに虫がいるの?」と、若干落ち込みました。ダニ怖い。
そして昼過ぎ、痒い部分が何だかピリピリするぞ…?と、変化を感じました。
ネットで調べると「帯状疱疹」の文字が。50代以上じゃないのに…と、また若干落ち込みました。
気合で治るなら、病院行くのも面倒だし…自然治癒するのかな?と調べるも、そんな都合の良い事はなく、寧ろ悪化したり後遺症が残る、長引く、熱が出る等、不穏な文字列のオンパレード…。
即、スケジュールを確認。。。近日楽しみにしている予定を見て、休日にも関わらず医療費が高額になる事を覚悟して、病院へ駆け込みました。
コロナ等の感染症をまず疑われ、即検温。熱がない事を確認されると、看護師さん達が心なしか優しくなったような気がしました。日々のお勤め、誠にご苦労様です。ありがとうございます。
医師と看護師さん達に患部を見てもらうと、「ええ…でもこれも怪しいよね…。でもこの年齢で?…帯状疱疹ですね」と、当たってほしくなかった予想が的中。先生、自分でもこの年齢で?と思っています。と、若干落ち込みました。
診断後の経過
抗ウイルス薬を1週間分処方されました。朝昼晩大きい錠剤を2錠ずつ飲むのはなかなか苦行でした。
高齢者が薬を飲み忘れる気持ちが、心から分かりました。この年齢でも飲み忘れるわ。特に休日。
飲み始めて2日目くらいまでは、幹部が広がって、痒みを通り越して痛みが強い日もありました。これが後遺症で長期間残るなんて耐えられない。発症してすぐ病院へ駆け込んで良かった…と、自分の判断に国民栄誉賞をあげたくなりました。グッジョブ。
その後、3日目以降は徐々に幹部の赤みも治まり、幸いにも水ぶくれのようになる事はなく改善。2週間後には虫刺されの痕みたいなのが時間経過と共に消滅するのを待つくらいの見た目になりました。痒みは若干残っている程度ですが、忘れた頃にズキズキ痛むのが辛いところ。痛みの間隔が長くなっているので、時の流れに身を任せるしかないかなあ…と思う日々です。
終わりに
今回帯状疱疹になって思った事が、「あれ?」と思ったらまずは病院で専門的な目で見てもらう事が大切なんだなという事でした。様子を見る期間が長く、痛みや範囲がこれ以上広がっていたら…と思うと、なかなかゾッとします。
免疫力を高めて病気をしない事が一番ですが、万が一病気をしたとしても、早期発見が自分の為になるんだな、と身をもって知りました。様子見や放置、寝れば治ると思いがちなので、今後も何かの時は自分に言い聞かせようと思います。
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