これまでHPSという言葉を耳にする事が時々あった。「ハイリー・センシティブ・パーソン」、非常に敏感な人の事。刺激に対して敏感に反応してしまう気質を指す言葉。詳しくは検索すると沢山情報が出てきますので是非。
敏感さ、刺激で疲れやすい傾向はあるけれど、そもそもが刺激的なの大好き!好奇心の赴くままに生きたい!と強く思う自分には当てはまらないと思っていた。こんな人もいるんだ~へえ~くらいの感覚。周りに居たら出来る限りの配慮をしてあげたいな、と思うくらい他人事だった
ある日、ふと目に留まった「HSS型HSP」という言葉。HSSは「刺激追求型」を表すそう。刺激に対して非常に敏感だけれど、刺激を求めたい気質。とても矛盾している一文。でも、他人事とは思えなかった。以下、自分が当てはまると思ったエピソード。
人混みや飛び交う会話が耳に入るのが苦手
イベントや新しい場所、観光地に行くのは大好きだけれど、人混みや周囲の会話が聞こえるのが苦手で億劫になる。誰かと行って会話していると気が紛れるので、本当に仲の良い人と行けると凄く助かってる。ライブやフェスに参加するのが大好きだけれど、人混みは覚悟してるから良いとして周囲の会話が耳に入るのが苦手過ぎて(ネガティブ系内容だと尚更)、ソロ参戦時はイヤホン必須。話しかけてくれる知らない人がいると、それが紛れるので助かってます。
新しい事、物に触れるのが好き
好奇心旺盛な一面があり、他の人の趣味や用事等に付き合うのが好き。最初は興味が無くても知らない情報や新しい世界が知れて楽しい。ほんと稀に新しい趣味が開拓される事もある。なのでお誘いを受けた際、ほんの少しでも興味があって、相手との関係性が築けていれば大体OKする。
こんな変わり者も居るので、仲良しの方々が良ければ「こんなのに誘ってもつまらないかもしれないし…」と思わずなんでも誘って下さい。楽しむの強制されたり無理やり興味持て!と言われるとキツいけど、興味持たなくても良いからとりあえず付き合って!程度ならいくらでもお付き合いしますさせてください。
1人行動が好き
1人行動が苦にならない。何かをしたいと思い立った時、その思い付きに誰かを誘ったり予定調整したり等、合わせさせるのが申し訳なくなるし気疲れしちゃう。相手に合わせるのは好きだけど、相手に合わせさせるのは苦手なんだよね。ただただ申し訳ない気持ちが溢れる。ただ相手が興味持ってくれた時、思いついた事を提案して楽しんでくれると最高に嬉しい。まっさらな状態から自分から誘うのはハードルが高く感じるけれど、相手が興味をもってくれた時には、断っても良いよ!という逃げ道を作ってあげつつ、楽しめそうな内容を提案したくなっちゃう。そういう提案をした際、周囲で乗り気になってくれる人が多いので、ほんと有難いです。
コミュ力が高い(と勘違いされる)
最低限のコミュニケーションは図ろうと努めます。自分と話をして相手を不快にさせちゃうのは申し訳ないし、せっかく話をする機会が出来たなら何かしらの良い感情が生まれる時間にしたいし。ただ相手の感情の変化や思いを汲み取ろうと無意識で頑張っちゃう為、相性の合わない人との関りが人一倍疲れちゃう。一期一会の人、なんとなく相性がよさそうな人、親しい人、良くも悪くも自分を分かってくれている人とはいくらでも話せるんだけどね。圧が強い、裏表激しい、思い通りにならないと不機嫌になる、察して系の人が、個人的には特に苦手。逆に思いやりのある人、相手を尊重しようと努めてくれる人、なおかつゆる~い人は有難い。
また相手からコミュ力があるように見られるのも分かるので、その期待を裏切らないよう努めがち。それがまた疲れる原因だし、本当の自分を出せない感も出てくる。あるがままで接して良いのは分かるんだけどね、意識しないと求められてると感じる対応しがち。
表に出ている部分と裏側が矛盾している為、自然と高いコミュ力で楽しい雰囲気が作れる陽キャがとても羨ましい。笑
行動的・アクティブなタイプに見られがち
上記の感覚で行動するので、周囲からは活発な行動派で明るい人という印象を持たれる事がある。実際そんな一面もあるけれど、あくまでも一面に過ぎない。常に活発モードでいると(主に心の)スタミナが持たない為、活動的になった期間の後は必ずといって良い程、1人の時間や低刺激の時間が欲しくなる。その時間もセットでスケジュール考えがち。「やらない後悔よりやった後悔!」とスケジュール密密に組んだ後、大体後悔する。人と会うときは(特に大切な人は)相手としっかり向き合いたい為、その前に刺激の強い予定を組まないようにしている。
(逆に憂鬱な予定の後に嬉しい予定を入れて、それを糧に頑張ろうとする事もあるよ!)
まとめ
エピソードを書けば書くほど、あれもこれも!ってなってキーボードをたたく指が動く動く、、、笑
なんとなく感じていた自分の中の矛盾や、人から見られている部分と実際の自分について、書きながら整理出来たのかなと、書き終えて読み返して感じました。ほぼ確でHSS型HSPの気質持っていると思う。
折角新しい自分に気づいたので、これをネガティブに捉えるなんてとんでもない!寧ろ良い感じに活かしたいなと思っています。自分のマニュアルなんてどこを探しても存在しないけれど、この気質を持っていると知れただけでも、何かの際に振り返れる指針になったり、「こんな一面があるからこの感情が生まれているんだ」と客観的に自分を見る材料になったりと、役立てていきたいものです。
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