エネルギーや元気を貰えるもの。その時の自分の状態によって、同じものでも受け取るパワーが異なってくる。自分の今の状態にマッチしたタイミングで、そんな出来事やニュース等に出会えたら、それが運命の出会いに感じるかもしれない。
私自身、音楽からそんなパワーを貰う事が多い。多くは約4分間という決して長くはない時間なのに、貰えるエネルギー量は計り知れない事も。時にはイントロの数秒で気持ちが大きく動く事もチラホラ。日頃からタバコは吸わない(一度吸う習慣を作ったら抜け出せない未来が見えるから手を出さない)し、お酒はほとんど飲めない。薬物系は勿論関わった事はない。依存性が高く、気持ちを落ち着かせてくれたり現実から逃避させてくれるものの多くは、そもそもデメリットが大きすぎるものや、過度に摂取すると良くない方向に進むものが殆どだ。
あくまでも個人的な感想だし、そもそも上記に挙げたものにのめり込む経験が無いから、想像の世界での話になるけれど、音楽はまるで合法ドラッグのように感じる事がある。
日頃から様々なストレスを抱え生きている人達。そこから逃れたくて、忘れたくてお酒やタバコ、時には薬物に手を出してしまう人もいる。その気持ちの根底には、満たされない何かがあったり、自分では処理しきれない何かしらの感情があったりする事が多いように思う。
自分自身もそんな感情を抱く事は決して珍しい事ではないし、寧ろ日常の中で大小はあれど感じながら上手く付き合って生活するよう心がけている。だけど、毎回上手く付き合える訳ではないんだよね。時にはセルフネグレクトに走ったり、自律神経を崩す事もある。無意識にストレスためて身体に現れてから気付いたり、変なタイミングで涙が出る事もある。生きるのが下手くそなんだと思う。
周りからの支援を受けても、結局自分の感情をコントロールしたり変化させられるのは、最後には自分自身。それも変えたいと思ったら思い通りにいく訳ではなく、自分の事なのに、自分の感情に変わって貰えるよう働き掛けないといけない。結局、本人の意思だけではどうにもならないし、根性論なんて論外だと思っている。
そこで個人的には、考えてもどうしようもない時、感情が変わってくれない時、思いっきり寝たり気分転換をしたりしてもどうしようもない時の手段として、「好きな音楽を聴く」という事を敢えて行うようにしている。
普段なら「聴きたい時にその時の気分で好きな曲を聴く」というのが殆どだけれど、何かしらの感情を変えたい時、忘れたい時、比較的激しめなロックソングを聴くのが合っているみたい。イントロから反射的にテンションが上がったり、その曲を聴くぞ!って勝手に頭が切り替わる。考えたくもない事が頭から離れない時や、考えてもどうしようもないから一度忘れたい事がある時、特に効果的。この事を知れただけでもかなり生きやすくなったと思う。
お酒やタバコ等も、気持ちを落ち着かせたり、嫌な事を忘れさせてくれるけれど、身体に悪かったり依存性がある等の大きなデメリットがある。音楽で気分を変えることの一番のメリットは、音量さえ注意すれば健康面でのデメリット皆無で、お酒やタバコ等で味わえる感覚に近いものを持てる事だと思う。
最近メンタル下降気味だった時、音楽にたくさん触れ合う機会があって、そこで改めて思った事をダラダラ書いてみた。同じ感覚の人がいたらうれしいな。
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