インターネットが普及した昨今、調べたいものがすぐに調べられる等のメリットを感じながら生活していると思います。気になる有名人や著名人、ニュースで話題になっている人等、少し検索すればすぐに情報にありつける時代です。
表示される情報の中には、その人の良い事から悪い事まで、様々な情報が掲載されています。中には内容の真偽が明確ではない情報も…。そんな中、「デジタルタトゥー」という言葉を目にしました。
デジタルタトゥーとは、インターネット上で公開された書き込みや個人情報などが一度拡散してしまうと、完全に削除するのが不可能であることを、「入れ墨(タトゥー)を完全に消すことが不可能」であることに例えた比喩表現である。
デジタルタトゥー – Wikipedia
日数や年数が経ってから昔話題になった内容を調べると、どこかしらから情報が出てくる経験をした事がある人も多いかと思います。
簡単に情報や写真等を知らせる事が出来る社会。便利な反面、もし自分が安易に乗せた情報や写真が、意図しない方向で拡散されたら…?と考えると、インターネットの世界の怖さを感じます。
実際情報が拡散されるとどうなるか?どのように注意すれば良いのか?をまとめてみました。
情報が拡散されると起こる事
いつでも誰でも検索すればその情報に辿り着ける
インターネットで検索すれば、欲しい情報が手に入る時代。便利なものとして使用している反面、自分が載せた情報が万が一拡散された場合でも、検索した誰かが簡単に情報を得られるようになります。
便利に利用している反面、情報を掲載する側になると、掲載する情報には細心の注意を払わなければなりません。
その場で削除しても完全に消えた事にはならないケースがある
意図せず掲載した情報が拡散した際、掲載情報を削除すれば無かった事に出来る…と思うかもしれませんが、必ずそうなるとは限りません。
誰かが掲載されていた情報をコピーしていたり、画像を保存していたり、その投稿内容自体をスクショしている可能性があります。また他サイトと連動して投稿されている場合、連動先の情報も削除しなければならず、結果掲載されたままになるケースも考えられます。
デジタルタトゥーに繋がらない為に気を付ける事
SNS等の利用に注意
意図しない情報拡散に繋がりやすい事例の一つに、SNSでの安易な情報発信が挙げられます。ボタン一つで写真や自分が発信したい事を投稿出来る現代。
投稿ボタンを押す前に、
「その写真には個人情報が含まれていないか?」
「その内容は誤解を招いたり、他者を不快にする事はないか?」
等、一度振り返ってから情報発信をするようにしましょう。
知人の例で、抽選に当選した喜びで商品をSNSに上げたところ、送付先の住所氏名が移っており急いで削除して事なきを得たケースもありました。公開アカウントだった為、削除までの間に悪意ある他人に見つからない事を願っていました。
安易に個人的な写真を他人に送らない
メールやDM、LINE等で簡単に人と繋がれるようになった現代。メリットが大きい反面、メッセージのやり取りで得た情報を意図しない方法で利用されたり、写真を無断掲載されるケースもあります。
中には恋人に性的な写真を要求し、別れ話になる等トラブル発生時に嫌がらせとしてその写真をインターネット上に公開する等の悪質なケースもあります。
写真を送る前に、今一度最悪の事態を想定し、本当に送っていいのか?と立ち止まる姿勢が大切です。
友人等にも一声かけておく
意図しない情報拡散の一つに、自分はインターネット上に自分が写っている写真を掲載して欲しくないが、友人等が気にせず掲載してしまった…というケースがあります。
もし自分が出来るだけ写真掲載をして欲しくない等があれば、予めその事を伝えておくことが大切です。
どうしても掲載したい場合でも、少し加工すれば顔等が写らなくて済むように出来るもの。事前に相談や加工ならOK等の提案をしておくようにしましょう。
まとめ
情報発信が気軽に出来るようになった現代ですが、便利さの反面デジタルタトゥーという用語が出てくる程、問題になるケースもあります。
何気なく掲載した写真から、個人を割り出された…等の事例も、ここ最近よく耳にするようになりました。背景の景色や電柱等の文字から個人を特定するネットストーカーについても話題になっていますね。
意図しない形で情報が拡散され、自分自身が被害にあわない為にも、改めてインターネット社会とのかかわり方や、情報発信する側の姿勢を見直し、快適で安心なインターネットのある生活をお送りいただければと思います。
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